家族のために | 子育て
本を読むことはとても大切 パート1: 本と動画,あなたのお子さんはどっちが好き?
この
子 供 にとって本 を読 むことが大 切 なのはどうして?
読 むと,想 像 力 が身 に付 きます。登 場 人 物 はどんな声 で話 し,どんな外 見 をしているでしょうか。どんな景 色 が見 えますか。ある程 度 のことは書 かれていますが,細 かいところは読 者 が想 像 しなければいけません。ローラという
母 親 はこう言 います。「映 画 やアニメを見 ているときは,ほかの人 が想 像 力 を使 って考 えたものを見 ていることになります。本 を読 むときは,ほかの人 が書 いた言 葉 を自 分 の頭 の中 で映 像 化 することになります。それは読 書 でしか味 わえない楽 しみの1つです」。読 むと,心 が豊 かになります。問 題 について考 え,解 決 する力 を磨 けます。読 むときには注 意 を集 中 することになるので,我 慢 したり自 分 を制 したりする力 も身 に付 きます。共 感 力 も身 に付 きます。共 感 力 が身 に付 くのはどうしてでしょうか。ある研 究 によると,時 間 をかけてじっくり物 語 を読 むことで,子 供 たちは登 場 人 物 の気 持 ちをよく考 えます。そのため,普 段 の生 活 で会 う人 たちの気 持 ちにも共 感 しやすくなるようです。読 むと,深 く考 える力 が身 に付 きます。読 書 では,読 むスピードを調 節 したり,読 み返 したりしながら,著 者 が言 っていることを自 分 のペースで理 解 できます。そのため,読 んだことが記 憶 に残 りやすく,役 立 てることもしやすいと言 えます。(テモテ第 一 4:15)ジョーゼフという
父 親 はこう言 います。「読 むときは,映 像 を見 るときと違 って,文 や言 葉 の意 味 を考 えやすく,読 んだことをすでに知 っていることと関 連 付 けたり,何 を学 べるかを考 えたりすることができます。テレビや映 画 では,そういう深 く考 える力 はなかなか育 ちません」。
ポイント
どうすれば子 供 は本 を好 きになるか
早 くから始 めることが大 切 です。2人 の息子 の母 親 クロエはこう言 います。「夫 と私 は,子 供 たちがおなかの中 にいる時 から本 を読 んで聞 かせ,生 まれてからもそうしました。続 けて良 かったと思 います。子 供 たちは読 書 が大 好 きになり,よく本 を読 むようになりました」。聖 書 の言 葉 「幼 い時 から聖 なる書 物 に親 しんできました」。(テモテ第 二 3:15)本 を読 みたくなる環 境 をつくりましょう。いろいろな本 を集 めて,すぐ手 に取 れる所 に置 いておいてください。4人 の子 の母 親 タマラもこう言 っています。「子 供 が楽 しく読 めそうな本 を幾 つか見 つけて,子 供 のベッドのそばに置 いておくとよいです」。聖 書 の言 葉 「子 供 を彼 の行 くべき道 に沿 って育 てよ。彼 は年 を取 っても,それから離 れない。」(格 言 22:6,脚 注 )インターネットを
使 わない時 間 をつくりましょう。ダニエルという父 親 は,電 子 機 器 を使 わない時 間 をつくることを勧 めています。こう言 っています。「週 に1日 は,テレビを見 ない静 かな夜 を過 ごすようにしました。その夜 は,みんなで一 緒 にでも,別 々 にでもよいので,本 を読 むようにしました」。聖 書 の言 葉 「より重 要 なことを見 極 め[てください]」。(フィリピ 1:10)親 も読 書 を楽 しみましょう。2人 の娘 の母 親 カリーナはこう言 います。「読 み聞 かせをするときは,自 分 もわくわくしながら生 き生 きと読 みます。親 が読 書 を楽 しんでいれば,子 供 も読 書 が好 きになります」。聖 書 の言 葉 「朗 読 ……に励 んでください」。(テモテ第 一 4:13)
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