1. バプテスマを受うけるのはどうしてですか。

 あなたはエホバを愛あいしていますか。エホバはたくさんの良よいものを与あたえてくれています。生いきていられるのもエホバのおかげです。エホバを愛あいしていることをはっきり示しめす一いち番ばんの方ほう法ほうは，献けん身しんしバプテスマを受うけることです。バプテスマを受うけると，エホバの家か族ぞくの1人ひとりになり，エホバのものになります。お父とうさんであり友ともでもあるエホバは，そんなあなたのことを導みちびき，大たい切せつにしてくれます。（詩し 73:24。イザ 43:1，2）また，献けん身しんしバプテスマを受うけるなら，いつまでも生いきられるという希き望ぼうを持もてます。（ペテ一いち 3:21）

2. この記き事じではどんなことを考かんがえますか。

² 何なにかの理り由ゆうでバプテスマをためらっていますか。クリスチャンになるために行こう動どうや考かんがえ方かたを変かえるのは大たい変へんだと思おもいますか。そう感かんじているのはあなただけではありません。でも多おおくの人ひとが生いき方かたを変かえてバプテスマを受うけ，喜よろこんでエホバに仕つかえています。1世せい紀きの人ひとたちもバプテスマを受うけるために問もん題だいを乗のり越こえました。どのように乗のり越こえたでしょうか。その人ひとたちから何なにを学まなべるでしょうか。この記き事じではその点てんを考かんがえます。

サマリア人じん

3. サマリア人じんはバプテスマを受うけるためにどんな問もん題だいを乗のり越こえなければいけませんでしたか。

³ イエスの時じ代だいのサマリア人じんとは，ユダヤの北きたのシェケムやサマリアの付ふ近きんを本ほん拠きょ地ちとした宗しゅう派はに属ぞくする人ひとたちのことでした。サマリア人じんがバプテスマを受うけるためには，聖せい書しょをもっと学まなぶ必ひつ要ようがありました。その人ひとたちは，創そう世せい記きから申しん命めい記きまでの，聖せい書しょの最さい初しょの5つの書しょ だけを聖せい典てんとして受うけ入いれていました。ヨシュア記きも受うけ入いれていたものと思おもわれます。また，申しん命めい記き 18章しょう18，19節せつの神かみの約やく束そくから，メシアが来くることも信しんじていました。（ヨハ 4:25）でもバプテスマを受うけるためには，イエスがメシアであることを認みとめなければいけませんでした。そして，「大おお勢ぜいのサマリア人じん」がイエスを信しんじるようになりました。（ヨハ 4:39）クリスチャンになるために，ユダヤ人じんに対たいする根ね深ぶかい偏へん見けんを乗のり越こえなければいけない人ひともいたことでしょう。（ルカ 9:52-54）

4. 使し徒と 8章しょう5，6，14節せつによると，フィリポが伝でん道どうした時ときにサマリア人じんはどのように反はん応のうしましたか。

⁴ バプテスマを受うけるためにサマリア人じんはどのように問もん題だいを乗のり越こえたか。フィリポが「キリストについて伝でん道どう」した時とき，多おおくのサマリア人じんが「神かみの言こと葉ばを受うけ入いれ」ました。（使し徒と 8:5，6，14を読よむ。）フィリポがユダヤ人じんだからといって，反はん感かんを持もったりしませんでした。モーセ五ご書しょに神かみは不ふ公こう平へいな方かたではないと書かかれているのを思おもい出だしたのかもしれません。（申しん 10:17-19）いずれにしても，サマリア人じんは「フィリポが[キリストについて]言いうことにじっと耳みみを傾かたむけ」ました。また，フィリポが病びょう気きを治なおしたり邪じゃ悪あくな天てん使しを追おい出だしたりするのを見みて，確たしかにエホバから力ちからを与あたえられているということを認みとめました。（使し徒と 8:7）

5. サマリア人じんからどんなことを学まなべますか。

⁵ サマリア人じんたちは，フィリポはユダヤ人じんだからとか，こんな教おしえを聞きいたことはないと考かんがえて，フィリポから学まなぶのをやめることもできました。でもそうはしませんでした。フィリポが教おしえていることが真しん理りだと確かく信しんすると，ためらわずにバプテスマを受うけました。聖せい書しょにはこう書かかれています。「フィリポが神かみの王おう国こくとイエス･キリストの名なについての良よい知しらせを広ひろめると，人ひと々びとは信しんじ，男だん性せいも女じょ性せいもバプテスマを受うけた」。（使し徒と 8:12）あなたは聖せい書しょに書かかれていることが真しん理りだと確かく信しんしていますか。エホバの証しょう人にんが偏へん見けんを持もつことなく，誠せい実じつに愛あいし合あっている様よう子すを見みてきましたか。本ほん物もののクリスチャンの証しょう拠こである，心こころからの愛あいを表あらわそうと努ど力りょくしていることを確かく信しんしていますか。（ヨハ 13:35）そう思おもうなら，ためらわずに一いっ歩ぽ踏ふみ出だしてください。エホバは必かならず後あと押おししてくれます。

6. ルベンから何なにを学まなべますか。

⁶ ドイツのルベンの例れいを考かんがえてみましょう。ルベンはエホバの証しょう人にんの家か庭ていで育そだちましたが，エホバは本ほん当とうにいるんだろうかと思おもうようになりました。ルベンはどうしましたか。そのことをテーマにしてもっと勉べん強きょうすることにしました。こう言いっています。「納なっ得とくできない気き持もちをそのままにしませんでした。進しん化か論ろんが本ほん当とうに正ただしいのか，繰くり返かえし調しらべました」。ルベンは「あなたのことを気きづかう創そう造ぞう者しゃがおられますか」の本ほんを使つかって学まなぶことにしました。その本ほんを読よんで衝しょう撃げきを受うけ，「エホバは本ほん当とうにいるんだ！」と思おもいました。世せ界かい本ほん部ぶに見けん学がくに行いったことからも良よい感かん化かを受うけました。世せ界かい中じゅうの兄きょう弟だい姉し妹まいが心こころを一ひとつにしてエホバに仕つかえている様よう子すに感かん動どうし，本ほん当とうにすごいと思おもいました。ルベンはドイツに帰かえってから17歳さいでバプテスマを受うけました。あなたも聖せい書しょや神かみについて学まなんだことを信しんじ切きれないでいるなら，そのままにせず，調ちょう査さしてください。「正せい確かくな知ち識しき」があれば乗のり越こえられます。（エフェ 4:13，14）また，世せ界かい中じゅうの兄きょう弟だい姉し妹まいが互たがいを愛あいし，心こころを一ひとつにしてエホバに仕つかえている様よう子すや，地じ元もとの会かい衆しゅうで仲なか間まが気き遣づかい合あっている様よう子すを見みると，自じ分ぶんが国くにを超こえた大おおきな家か族ぞくの1人ひとりであることへの感かん謝しゃが深ふかまっていきます。

 タルソスのサウロ

7. サウロはどんな思おもい違ちがいをしていましたか。

⁷ タルソスのサウロは熱ねっ心しんなユダヤ教きょう徒とで，その分ぶん野やで最さい高こうの教きょう育いくを受うけていました。（ガラ 1:13，14。フィリ 3:5）当とう時じユダヤ人じんはクリスチャンを背はい教きょう者しゃと見みていたので，サウロはクリスチャンを激はげしく迫はく害がいしました。しかも，自じ分ぶんのしていることは神かみの考かんがえに沿そっている，と思おもい込こんでいました。（使し徒と 8:3; 9:1，2; 26:9-11）サウロがイエスに信しん仰こうを持もち，バプテスマを受うけてクリスチャンになるには，相そう当とうの覚かく悟ごが必ひつ要ようだったはずです。自じ分ぶんも迫はく害がいのターゲットになることが分わかっていたからです。

8. （ア）サウロがパプテスマを受うけるのに何なにが助たすけになりましたか。（イ）使し徒と 22章しょう12-16節せつによると，アナニアはどのようにサウロを助たすけましたか。（挿さし絵えも参さん照しょう。）

⁸ バプテスマを受うけるためにサウロはどのように問もん題だいを乗のり越こえたか。天てんにいるイエスから話はなし掛かけられた後あと，サウロは目めが見みえなくなってしまいました。（使し徒と 9:3-9）3日か間かん何なにも食たべず，自じ分ぶんの身みに起おきたことについてじっくり考かんがえたはずです。その結けっ果か，イエスが約やく束そくのメシアであることを確かく信しんしました。クリスチャンが神かみの望のぞむことを行おこなっていることも分わかりました。サウロはステファノの殺さつ害がいに関かかわってしまったことを深ふかく後こう悔かいしたでしょう。（使し徒と 22:20）3日か目めにアナニアがやって来きてサウロを優やさしく助たすけ，目めが見みえるようにしました。そして，ためらわずにバプテスマを受うけるように勧すすめました。（使し徒と 22:12-16を読よむ。）サウロは謙けん虚きょにアナニアの言いうことに耳みみを傾かたむけ，生いき方かたを変かえました。（使し徒と 9:17，18）

9. サウロからどんなことを学まなべますか。

⁹ サウロから学まなべることがあります。サウロは，プライドに邪じゃ魔まされたり人ひと目めを気きにしたりして，バプテスマをためらってもおかしくありませんでした。でもためらいませんでした。キリストについての真しん理りを受うけ入いれて，自じ分ぶんの生いき方かたを謙けん虚きょな態たい度どで改あらためました。（使し徒と 26:14，19）迫はく害がいされることを承しょう知ちの上うえで，クリスチャンになることを選えらびました。（使し徒と 9:15，16; 20:22，23）バプテスマ の後あと，さまざまな逆ぎゃっ境きょうに直ちょく面めんしましたが，いつもエホバに頼たよって乗のり越こえました。（コリ二に 4:7-10）バプテスマを受うけてエホバの証しょう人にんになると，あなたも大たい変へんなことや試し練れんにぶつかるかもしれません。でも大だい丈じょう夫ぶです。どんなときでもエホバとイエスが必かならず支ささえてくれます。（フィリ 4:13）

10. アンナからどんなことを学まなべますか。

¹⁰ 東ひがしヨーロッパのアンナはクルド人じんの家か庭ていで育そだちました。母はは親おやがバプテスマを受うけた後あと，アンナも9歳さいの時ときに父ちち親おやの了りょう承しょうを得えて聖せい書しょレッスンを始はじめました。でも，一いっ緒しょに住すんでいる親しん戚せきから反はん対たいされるようになります。親しん戚せきたちは，先せん祖ぞから伝つたわってきた宗しゅう教きょうをやめることは一いっ家かの恥はじだと思おもっていました。アンナは12歳さいの時とき，父ちち親おやにバプテスマを受うけてもよいかと聞ききました。父ちち親おやは，それは誰だれかに言いわれたからなのか，それともアンナ自じ身しんが決きめたことなのか尋たずねました。「エホバのことが大だい好すきだからだよ」とアンナは答こたえました。父ちち親おやはバプテスマを認みとめてくれました。でもその後ご，アンナは親しん戚せきからばかにされたり，ひどい扱あつかいを受うけたりしました。親しん戚せきの1人ひとりからはこう言いわれました。「エホバの証しょう人にんになるぐらいだったら，たばこを吸すったり夜よ遊あそびしてくれた方ほうがまだましだ」。アンナはどこから力ちからをもらったでしょうか。こう言いっています。「エホバが私わたしを強つよくしてくれました。お父とうさんとお母かあさんもいつも支ささえてくれました」。アンナはエホバのサポートを感かんじた時ときのことを書かき留とめ，そのノートを時とき々どき見み返かえしてエホバが助たすけてくれたことを忘わすれないようにしています。反はん対たいが怖こわいと思おもうとき，エホバは私わたしたちのことも助たすけてくれるということを忘わすれないようにしましょう。（ヘブ 13:6）

コルネリオ

11. コルネリオがバプテスマをためらってもおかしくなかったのはどうしてですか。

¹¹ コルネリオからも大たい切せつなことを学まなべます。コルネリオはローマの軍ぐん隊たいで約やく100人にんの兵へい士しを率ひきいる「百ひゃく人にん隊たい長ちょう」でした。（使し徒と 10:1，脚きゃく注ちゅう）軍ぐん隊たいではかなり高たかい地ち位いにいて，社しゃ会かい的てきにもよく知しられていたと思おもわれます。「民たみに憐あわれみの施ほどこしを多おおく行おこな[う]」人ひとでもありました。（使し徒と 10:2）エホバはコルネリオに良よい知しらせを伝つたえるため，使し徒とペテロを遣つかわします。コルネリオは自じ分ぶんの高たかい地ち位いを失うしなうことを恐おそれてバプテスマをためらったでしょうか。

12. コルネリオがすぐにバプテスマを受うけたのはどうしてですか。

¹² バプテスマを受うけるためにコルネリオはどのように問もん題だいを乗のり越こえたか。コルネリオは「神かみを畏おそれる人ひとで，家いえの人ひと全ぜん員いんと一いっ緒しょに神かみを崇すう拝はいし」，いつも神かみに祈き願がんをしていました。（使し徒と 10:2）ペテロが良よい知しらせを伝つたえると，コルネリオも家か族ぞくもキリストに信しん仰こうを持もち，すぐにバプテスマを受うけました。（使し徒と 10:47，48）コルネリオは，家か族ぞくみんなでエホバを崇すう拝はいするために喜よろこんで生いき方かたを変かえるつもりでいました。（ヨシュ 24:15。使し徒と 10:24，33）

13. コルネリオからどんなことを学まなべますか。

¹³ コルネリオもサウロの場ば合あいと同おなじように，高たかい地ち位いを失うしなうことを恐おそれてクリスチャンになるのをためらってもおかしくありませんでした。バプテスマを受うけるために，あなたも生いき方かたを大おおきく変かえなければいけないでしょうか。そうだとしても，エホバが必かならず助たすけてくれます。聖せい書しょの教おしえに沿そってエホバに仕つかえようとするあなたの決けつ意いをエホバは喜よろこび，後あと押おししてくれます。

14. 強つよしからどんなことを学まなべますか。

 ¹⁴ 日に本ほんの強つよしがバプテスマを受うけるのにネックになっていたのは，仕し事ごとでした。強つよしは生いけ花ばなの流りゅう派はの1つ，池坊いけのぼうの家いえ元もとの助じょ手しゅとして働はたらいていました。家いえ元もとの代かわりに強つよしが仏ぶっ式しきの葬そう儀ぎに参さん列れつすることもよくありました。でも，死しに関かんする聖せい書しょの教おしえを知しって，そのような式しきに出しゅっ席せきし続つづけることはできないと気き付づきました。（コリ二に 6:15，16）強つよしは自じ分ぶんの決けつ意いを家いえ元もとに伝つたえました。どうなったでしょうか。家いえ元もとは儀ぎ式しきに参さん加かしないことを許きょ可かし，仕し事ごとも続つづけられるようにしてくれました。強つよしは聖せい書しょレッスンを始はじめて1年ねん後ごにバプテスマを受うけました。 a あなたも仕し事ごとがネックになってバプテスマをためらっていますか。もしそうなら，エホバがあなたと家か族ぞくを養やしなってくれるということを忘わすれないでください。（詩し 127:2。マタ 6:33）

コリントの人ひとたち

15. コリントの人ひとたちにとって，バプテスマを受うけるのが簡かん単たんではなかったのはどうしてですか。

¹⁵ 古こ代だいコリントに住すむ人ひとたちは，お金かねを愛あいし，道どう徳とく的てきに乱みだれた生せい活かつをしていました。それは神かみに喜よろこばれないライフスタイルでした。そのような環かん境きょうで良よい知しらせを受うけ入いれるのは簡かん単たんではなかったはずです。でも，パウロがやって来きてキリストについて伝つたえると，その「良よい知しらせを聞きいたコリントの多おおくの人ひとが，信しんじてバプテスマを受うけるように」なりました。（使し徒と 18:7-11）その後ご，イエス･キリストは幻まぼろしの中なかでパウロに「この町まちには私わたしの民たみが大おお勢ぜいいます」と言いいました。それでパウロはコリントでの伝でん道どうを1年ねん半はん続つづけました。

16. コリントの人ひとたちが生いき方かたを変かえることができたのはどうしてですか。（コリント第だい二に 10:4，5）

¹⁶ バプテスマを受うけるためにコリントの人ひとたちはどのように問もん題だいを乗のり越こえたか。（コリント第だい二に 10:4，5を読よむ。）コリントの人ひとたちは神かみの言こと葉ばと聖せいなる力ちからによって，生いき方かたを大おおきく変かえることができました。（ヘブ 4:12）キリストについての良よい知しらせを受うけ入いれ，過か度どの飲いん酒しゅ，盗ぬすみ，同どう性せい愛あいなどの悪わるい習しゅう慣かんを断たつことができました。（コリ一いち 6:9-11） b

17. コリントの人ひとたちからどんなことを学まなべますか。

¹⁷ コリントの人ひとたちは悪わるい習しゅう慣かんを克こく服ふくする必ひつ要ようがありましたが，クリスチャンになるのは無む理りだと考かんがえたりはしませんでした。永えい遠えんの命いのちにつながる 狭せまい道みちを進すすむために精せいいっぱい努ど力りょくしました。（マタ 7:13，14）あなたもバプテスマを受うけるために悪わるい習しゅう慣かんをやめようと闘たたかっていますか。もしそうなら諦あきらめないでください。誘ゆう惑わくに負まけない強つよさを持もてるよう，エホバに聖せいなる力ちからを求もとめましょう。

18. モニカからどんなことを学まなべますか。

¹⁸ ジョージアのモニカは，バプテスマを受うけるためにやめなければいけないことがありました。汚きたない言こと葉ば遣づかいや良よくないエンターテインメントです。こう言いっています。「祈いのることが大おおきな力ちからになりました。エホバは正ただしいことをしたいという私わたしの願ねがいを分わかってくれていて，そうできるよういつも助たすけてくれました」。モニカは16歳さいでバプテスマを受うけました。バプテスマを受うけるためにやめなければいけない良よくない習しゅう慣かんがあるなら，助たすけを求もとめてエホバに祈いのり続つづけましょう。エホバは喜よろこんで聖せいなる力ちからを与あたえてくれます。（ヨハ 3:34）

あなたの信しん仰こうは山やまも動うごかせる

19. どうすれば山やまのように大おおきな問もん題だいを乗のり越こえられますか。（写しゃ真しんも参さん照しょう。）

¹⁹ あなたがバプテスマを受うけるためにどんな問もん題だいと闘たたかっているとしても，エホバはあなたを愛あいしていて，自じ分ぶんの家か族ぞくに迎むかえ入いれたいと思おもっています。イエスは弟で子したちにこう言いいました。「からしの種たねほどの信しん仰こうがあるなら，この山やまに，『ここからあそこに移うつれ』と言いうとしても，それは移うつるのであり，何なに事ごとも不ふ可か能のうではありません」。（マタ 17:20）この言こと葉ばを聞きいた弟で子したちは，イエスと数すう年ねん過すごしただけだったので，まだ信しん仰こうが十じゅう分ぶんに育そだってはいませんでした。でもイエスは，弟で子したちが信しん仰こうを育はぐくんでいけば，山やまのように大おおきな問もん題だいも動うごかせるようエホバが助たすけてくれることを保ほ証しょうしました。エホバはあなたが山やまを動うごかせるようにも助たすけてくれます。

20. この記き事じで考かんがえた1世せい紀きや現げん代だいのクリスチャンの例れいは，どのように背せ中なかを押おしてくれますか。

²⁰ バプテスマをためらうような問もん題だいにぶつかっているなら，乗のり越こえられるようすぐ手てを打うってください。あなたと同おなじような問もん題だいを乗のり越こえた1世せい紀きや現げん代だいのクリスチャンのことを考かんがえると，自じ分ぶんも頑がん張ばっていこうという力ちからが湧わいてくるはずです。そして，そういう人ひとたちの模も範はんはあなたの背せ中なかを押おしてくれます。エホバに献けん身しんしバプテスマを受うけるという，人じん生せいで最さい高こうの決けっ定ていができるようにです。