1. エホバはあなたのためにどんなことをしてくれましたか。

あなたは，どのようにしてエホバの証しょう人にんになりましたか。まず，「良よい知しらせ」を聞ききました。それは，親おやや同どう僚りょうや学がっ校こうの友とも達だちからかもしれませんし，家いえから家いえの伝でん道どうでやって来きた人ひとからかもしれません。（マル 13:10）そして，誰だれかが多おおくの時じ間かんと努ど力りょくを傾かたむけて聖せい書しょを教おしえてくれました。あなたは学まなんでいくうちに，エホバを愛あいするようになり，エホバがあなたを愛あいしていることが分わかりました。エホバがあなたを真しん理りに引ひき寄よせたので，あなたは今いまイエス･キリストの弟で子しとして，永えい遠えんに生いきる希き望ぼうを持もっています。（ヨハ 6:44）エホバは，あなたが誰だれかから真しん理りを学まなべるようにし，ご自じ分ぶんに仕つかえる者ものとしてあなたを受うけ入いれてくれました。あなたはそのことに心こころから感かん謝しゃしているに違ちがいありません。

2. この記き事じでは，どんなことを考かんがえますか。

² 真しん理りを知しった私わたしたちには，一いっ緒しょに命いのちの道みちを歩あゆむようほかの人ひとたちを助たすける素す晴ばらしい務つとめがあります。しかし，家いえから家いえに伝でん道どうするのは楽たのしいけれども，聖せい書しょを学まなぶよう勧すすめたり実じっ際さいに教おしえたりするのはちょっと難むずかしい，と感かんじる人ひともいるかもしれません。あなたもそう感かんじていますか。もしそうなら，この記き事じのアドバイスがきっと役やく立だつでしょう。私わたしたちが人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうを行おこないたいと思おもうのはなぜでしょうか。誰だれかに聖せい書しょを教おしえることを難むずかしく感かんじさせる問もん題だいを乗のり越こえるために，何なにができるでしょうか。ではまず，良よい知しらせを伝つたえることだけでなく，教おしえることも必ひつ要ようなのはなぜかを考かんがえてみましょう。

3. 私わたしたちが良よい知しらせを伝つたえるのはなぜですか。

³ イエスが地ち上じょうにいた時ときに弟で子したちに与あたえた命めい令れいには，2つの面めんが ありました。まず，イエスは王おう国こくの良よい知しらせを伝つたえるよう弟で子したちに命めいじ，その方ほう法ほうを示しめしました。（マタ 10:7。ルカ 8:1）例たとえば，王おう国こくについてのメッセージに対たいする良よい反はん応のうや悪わるい反はん応のうにどう応おうじるべきかを教おしえました。（ルカ 9:2-5）そして，伝でん道どう活かつ動どうが行おこなわれる範はん囲いについて，弟で子したちは「全すべての国くにの人ひと々びと」に伝つたえると予よ告こくしました。（マタ 24:14。使し徒と 1:8）人ひと々びとの反はん応のうがどうであれ，弟で子したちは神かみの王おう国こくとそれが成なし遂とげる事こと柄がらについて伝つたえなければなりませんでした。

4. マタイ 28章しょう18-20節せつによると，私わたしたちは王おう国こくについて伝つたえることに加くわえて，何なにを行おこなう必ひつ要ようがありますか。

⁴ イエスの命めい令れいのもう1つの面めんは何なんでしょうか。イエスが命めい令れいした事こと柄がら全すべてを守まもるように，弟で子しとなる可か能のう性せいがある人ひとたちを教おしえることです。しかし，このように伝つたえたり教おしえたりする活かつ動どうは，ある人ひとたちが言いうように，1世せい紀きのクリスチャンだけに与あたえられた務つとめだったのでしょうか。そうではありません。イエスは，この重じゅう要ような活かつ動どうが現げん代だいに至いたるまで行おこなわれ，「体たい制せいの終しゅう結けつまで」続つづくことを示しめしました。（マタイ 28:18-20を読よむ。）イエスはこの命めい令れいを500人にん以い上じょうの弟で子したちに現あらわれた時ときに与あたえたようです。（コリ一いち 15:6）そして，ヨハネへの啓けい示じの中なかで，弟で子したち全すべてが行おこなうべきことをはっきり示しめしました。それは，エホバについて学まなぶよう人ひと々びとを助たすけることです。（啓けい 22:17）

5. コリント第だい一いち 3章しょう6-9節せつによると，パウロはどんな例たとえを使つかって，伝つたえることと教おしえることの関かん連れんを示しめしましたか。

⁵ 使し徒とパウロは，人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうを作さく物もつを育そだてることに例たとえ，種たねを植うえるだけでは十じゅう分ぶんではないことを示しめしました。コリントのクリスチャンにこう言いいました。「私わたしは植うえ，アポロは水みずを注そそぎました。……皆みなさんは，神かみが耕たがやしている畑はたけ……です」。（コリント第だい一いち3:6-9を読よむ。）私わたしたちは，「神かみが耕たがやしている畑はたけ」で働はたらく者ものとして，植うえるだけでなく，水みずを注そそぎ，成せい長ちょうを見み守まもります。（ヨハ 4:35）同どう時じに，成せい長ちょうさせるのは神かみであることを認みとめます。

6. 教おしえることにはどんなことが含ふくまれますか。

⁶ 私わたしたちは，「永えい遠えんの命いのちを得えるための正ただしい態たい度どを持もつ人ひと」を探さがしています。（使し徒と 13:48）弟で子しとなるよう，そうした人ひとたちを助たすけるために，何なにをする必ひつ要ようがあるでしょうか。そうした人ひとたちが聖せい書しょから学まなんだことを（1）理り解かいし，（2）受うけ入いれ，（3）実じっ践せんするよう助たすけることです。（ヨハ 17:3。コロ 2:6，7。テサ一いち 2:13）会かい衆しゅうの全すべての人ひとは，聖せい書しょを学まなんでいる人ひとが集しゅう会かいに出しゅっ席せきした時とき，温あたたかく歓かん迎げいし，愛あいを示しめすことによって，助たすけになることができます。（ヨハ 13:35）その人ひとに聖せい書しょを教おしえている人ひとは，その人ひとが「要よう塞さいのように強きょう固こな」考かんがえや習しゅう慣かんを打うち砕くだけるよう，多おおくの時じ間かんやエネルギーを費ついやす必ひつ要ようがあるかもしれません。（コリ二に 10:4，5）その人ひとがこうした変へん化かを遂とげて，バプテスマという目もく標ひょうを達たっ成せいするには，何なんカ月げつもかかることでしょう。でも，努ど力りょくするだけの価か値ちがあります。

7. 伝でん道どうや人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうを行おこなうよう私わたしたちを動うごかすのは何なんですか。

⁷ 私わたしたちが伝でん道どうや人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうを行おこなうのはなぜでしょうか。第だい一いちに，エホバを愛あいしているからです。良よい知しらせを伝つたえ，人ひと々びとを弟で子しとするように，という命めい令れいにベストを尽つくして従したがうなら，神かみを愛あいしていることを示しめせます。（ヨハ一いち 5:3）あなたは，エホバへの愛あいに動うごかされて，家いえから家いえの伝でん道どうを行おこなうようになりました。そうするようにという命めい令れいに従したがうのは，簡かん単たんなことでしたか。恐おそらく簡かん単たんではなかったことでしょう。初はじめて戸と口ぐちに立たった時ときには，緊きん張ちょうしたのではありませんか。それでもこの命めい令れいに従したがったのは，イエスがそうすることを望のぞんで いると分わかっていたからです。そして，伝でん道どうを行おこなうことは，だんだんと楽らくになっていったことでしょう。では，誰だれかに聖せい書しょを教おしえることについてはどうでしょうか。考かんがえただけでも緊きん張ちょうするかもしれません。しかし，「緊きん張ちょうに負まけることなく，聖せい書しょを学まなんでみるよう勧すすめる勇ゆう気きを与あたえてください」とエホバに祈いのるなら，エホバは，人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうを行おこないたいというあなたの願ねがいを強つよめてくれるでしょう。

8. マルコ 6章しょう34節せつからすると，ほかにもどんなものが，真しん理りを教おしえるよう私わたしたちを動うごかしますか。

⁸ 第だい二にに，私わたしたちが真しん理りを教おしえたいと思おもうのは，隣りん人じんを愛あいしているからです。ある時とき，イエスと弟で子したちは休やすまずに伝でん道どうを行おこなっていたので，非ひ常じょうに疲つかれていました。休きゅう憩けいできる場ば所しょに向むかいましたが，大おお勢ぜいの人ひとに見みつかってしまいました。でも，イエスは人ひと々びとをかわいそうに思おもって，「多おおくのこと」を教おしえ始はじめました。（マルコ 6:34を読よむ。）疲つかれていたにもかかわらず，出だし惜おしみしませんでした。そうできたのはなぜでしょうか。イエスは，そこに集あつまっていた人ひとたちの身みになって考かんがえました。人ひと々びとが非ひ常じょうに苦くるしんでいて，本ほん当とうに希き望ぼうを必ひつ要ようとしているのを見みて取とり，助たすけてあげたいと思おもったのです。現げん代だいの人ひと々びとも同おなじような状じょう態たいにあります。どれほど幸しあわせそうに見みえても，見みた目めに惑まどわされてはなりません。人ひと々びとは，導みちびいてくれる羊ひつじ飼かいがいない，迷まよい出でた羊ひつじのようです。使し徒とパウロはこうした人ひと々びとについて，神かみを知しらず，希き望ぼうもない，と述のべています。（エフェ 2:12）そうした人ひとたちは，「滅ほろびに至いたる……道みち」を歩あゆんでいるのです。（マタ 7:13）区く域いきの人ひとたちがどれほど神かみの導みちびきを必ひつ要ようとしているかについて考かんがえると，私わたしたちは愛あいと同どう情じょう心しんに動うごかされて，助たすけてあげたいという気き持もちになります。そして，助たすけるための一いち番ばん良よい方ほう法ほうは，一いっ緒しょに聖せい書しょを学まなぶよう勧すすめることです。

9. フィリピ 2章しょう13節せつによると，エホバはどのように私わたしたちを助たすけてくれますか。

⁹ もしかすると，聖せい書しょを学まなぶよう勧すすめるのをためらうのは，誰だれかに聖せい書しょを教おしえることになれば多おおくの時じ間かんを取とられることになる，と分わかっているからかもしれません。もしそうであれば，エホバに自じ分ぶんの気き持もちを打うち明あけてください。誰だれかに聖せい書しょを教おしえたいという気き持もちが強つよくなるように助たすけてください，と祈いのることができます。（フィリピ 2:13を読よむ。）使し徒とヨハネが述のべている通とおり，神かみはご自じ分ぶんの意い志しに沿そった祈いのりに答こたえてくれます。（ヨハ一いち 5:14，15）ですから，人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうに加くわわりたいという気き持もちを強つよめられるよう，エホバは必かならず助たすけてくれるのです。

10-11. どんなことが原げん因いんで，人ひとに聖せい書しょを教おしえるのを難むずかしく感かんじるかもしれませんか。

¹⁰ 私わたしたちは，人ひと々びとを弟で子しとするという務つとめを真しん剣けんに受うけ止とめています。それでも，さまざまな問もん題だいにぶつかって，思おもうほど十じゅう分ぶんに行おこなうことができないと感かんじることがあるかもしれません。どんな問もん題だいがありますか。どうすれば乗のり越こえられるでしょうか。

¹¹ 今いまの状じょう況きょうではできることが限かぎられていると感かんじる。年ねん齢れいや体たい調ちょうのゆえにそう感かんじることがあるかもしれません。もしあなたもそうなら，新しん型がたコロナウイルスの大だい流りゅう行こうを通とおして学まなんだ点てんについて考かんがえてみてください。電でん子し機き器きを使つかってこれまでと同おなじように聖せい書しょレッスンを行おこなえることが分わかりました。ですから，あなたも自じ宅たくにいながら誰だれかに聖せい書しょを教おしえることができるかもしれません。この方ほう法ほうには，ほかにも良よい面めんがあります。ある人ひとは，聖せい書しょを学まなびたいと思おもっていても，私わたしたちが普ふ段だん奉ほう仕ししている時じ間かん帯たいだと都つ合ごうが合あいません。それでも，朝あさ早はやくや夜よる遅おそくなら時じ間かんが取とれるかもしれませ ん。あなたの方ほうが相あい手ての都つ合ごうに合あわせることができますか。イエスがニコデモを教おしえたのは夜よるでした。それは，夜よるの方ほうがニコデモにとって都つ合ごうが良よかったからです。（ヨハ 3:1，2）

12. どんな点てんを考かんがえるなら，人ひとに上じょう手ずに教おしえる自じ信しんを持もつことができますか。

¹² 人ひとに聖せい書しょを教おしえる自じ信しんがない。誰だれかに聖せい書しょを教おしえるには，もっと知ち識しきや技ぎ術じゅつが必ひつ要ようだと感かんじていますか。もしそうなら，自じ信しんを持もつのに役やく立だつ3つの点てんを考かんがえることができます。第だい一いちに，エホバから見みれば，あなたには聖せい書しょを教おしえる資し格かくがあります。（コリ二に 3:5）第だい二にに，あなたは，「天てんと地ちにおける全すべての権けん威い」を持もっているイエスから，聖せい書しょを教おしえる権けん威いを与あたえられています。（マタ 28:18）第だい三さんに，1人ひとりで頑がん張ばる必ひつ要ようはありません。イエスは，何なにを言いい，何なにを教おしえるべきかをお父とうさんエホバから学まなびました。私わたしたちも同おなじように，エホバから学まなぶことができます。（ヨハ 8:28; 12:49）また，聖せい書しょレッスンを始はじめて人ひとを教おしえる面めんで，野や外がい奉ほう仕しグループの監かん督とくや，教おしえるのが上じょう手ずな開かい拓たく者しゃや伝でん道どう者しゃに助たすけてもらうこともできます。例たとえば，こうした人ひとたちの聖せい書しょレッスンに参さん加かさせてもらうなら，自じ信しんを持もつ上うえで助たすけになるでしょう。

13. 私わたしたちが新あたらしい方ほう法ほうに慣なれる必ひつ要ようがあるのはなぜですか。

¹³ 新あたらしいやり方かたやツールになじめないと感かんじる。聖せい書しょを教おしえる方ほう法ほうは変かわりました。主おもな教きょう材ざいである「いつまでも幸しあわせに暮くらせます」を使つかって行おこなう聖せい書しょレッスンは，準じゅん備びの仕し方かたも進すすめ方かたもこれまでとは違ちがいます。読よむ節せつは少すくなくなり，話はなし合あう時じ間かんが増ふえました。教おしえる時ときには，動どう画がを見みせたりJW Libraryライブラリーなどのツールを使つかったりすることが増ふえています。こうしたツールの使つかい方かたがよく分わからないなら，誰だれかに教おしえてもらうことができます。人にん間げんは習しゅう慣かんに基もとづいて行こう動どうする生いき物ものなので，新あたらしい方ほう法ほうに慣なれるのは簡かん単たんではありません。それでも，エホバと仲なか間まに助たすけてもらうなら，新あたらしい方ほう法ほうに慣なれていき，聖せい書しょを教おしえることをもっと楽たのしめるようになるでしょう。ある開かい拓たく者しゃが言いっている通とおり，この新あたらしい方ほう法ほうを使つかうなら，「学まなぶ人ひとも教おしえる人ひとも楽たのしめます」。

14. 自じ分ぶんの区く域いきで聖せい書しょレッスンを始はじめるのは難むずかしいと感かんじる場ば合あい，どんなことを覚おぼえておくべきですか。コリント第だい一いち 3章しょう6，7節せつの言こと葉ばは，どのように私わたしたちの力ちからとなりますか。

¹⁴ 自じ分ぶんの区く域いきで聖せい書しょレッスンを始はじめるのは難むずかしいと感かんじる。私わたしたちが伝つたえるメッセージに無む関かん心しんな人ひとや反はん対たいする人ひとがいます。どうすれば，そうした人ひとたちに対たいして積せっ極きょく的てきな見み方かたを保たもつことができますか。この不ふ安あん定ていな世せ界かいでは状じょう況きょうが急きゅう激げきに変へん化かすることがあります。ですから，以い前ぜんは関かん心しんを示しめさなかった人ひとも神かみの導みちびきが必ひつ要ようであることに気き付づくようになるかもしれません。（マタ 5:3）これまでは出しゅっ版ぱん物ぶつを一いっ切さい受うけ取とろうとしなかった人ひとが聖せい書しょレッスンを始はじめた，ということもあります。エホバは収しゅう穫かくの主しゅ人じんです。（マタ 9:38）私わたしたちが植うえて水みずを注そそぐことを続つづけるよう望のぞんでいます。しかし，成せい長ちょうさせるのはエホバです。（コリ一いち 3:6，7）また，私わたしたちが今いまは誰だれにも聖せい書しょを教おしえていないとしても，エホバは結けっ果かではなく努ど力りょくを見みて報むくいを与あたえてくれます。そのことを思おもいに留とめるなら，力ちからを得えられるでしょう。 *

15. 人ひとが聖せい書しょを学まなび，学まなんだ事こと柄がらに基もとづいて行こう動どうする時とき，エホバはどう感かんじますか。

¹⁵ エホバは，人ひとが聖せい書しょの真しん理りを受うけ入いれ，その真しん理りを他たの人ひとに伝つたえるようになる時とき，喜よろこびを感かんじます。（格かく 23:15，16）ご自じ分ぶんに仕つかえる人ひとたちがいま行おこなっている事こと柄がらを見みて，非ひ常じょうに喜よろこんでいるに違ちがいあり ません。例たとえば，2020奉ほう仕し年ねん度どには，感かん染せん症しょうが世せ界かい的てきに流りゅう行こうしたにもかかわらず，770万まん5765件けんの聖せい書しょレッスンが行おこなわれ，その結けっ果か，24万まん1994人にんがエホバに献けん身しんしてバプテスマを受うけました。そして今こん度どは，新あたらしく弟で子しとなったこれらの人ひとたちが聖せい書しょを教おしえ，さらに多おおくの人ひとを弟で子しとしていくことでしょう。（ルカ 6:40）私わたしたちが人ひと々びとを弟で子しとする活かつ動どうに加くわわる時とき，エホバは間ま違ちがいなく喜よろこんでくださるのです。

16. どんな目もく標ひょうを持もつことができますか。

¹⁶ 人ひと々びとを弟で子しとすることは簡かん単たんな仕し事ごとではありません。しかし，エホバの助たすけがあるので，私わたしたちも天てんのお父とうさんを愛あいするよう人ひと々びとを教おしえる活かつ動どうに貢こう献けんすることができます。少すくなくとも1件けんの聖せい書しょレッスンを始はじめることを目もく標ひょうにできるでしょうか。ふさわしい時ときにはいつでも聖せい書しょレッスンを勧すすめるようにするなら，素す晴ばらしい結けっ果かが得えられることでしょう。エホバは私わたしたちの努ど力りょくを必かならず祝しゅく福ふくしてくださいます。

17. 誰だれかに聖せい書しょを教おしえるなら，どんな気き持もちを味あじわえますか。

¹⁷ 人ひとに真しん理りを伝つたえることと教おしえることは，どちらも私わたしたちに与あたえられた素す晴ばらしい務つとめです。この活かつ動どうに加くわわるなら本ほん当とうに幸しあわせになれます。テサロニケの多おおくの人ひとたちを弟で子しとした使し徒とパウロは，自じ分ぶんの気き持もちについてこう述のべています。「私わたしたちの主しゅイエスの臨りん在ざいの際さいに，イエスの前まえで，私わたしたちの希き望ぼう，喜よろこびの源みなもと，歓かん喜きの冠かんむりとなるものは何なんでしょうか。それは皆みなさんではありませんか。皆みなさんは確たしかに私わたしたちの誇ほこりであり，喜よろこびの源みなもとです」。（テサ一いち 2:19，20。使し徒と 17:1-4）現げん代だいでも大おお勢ぜいの兄きょう弟だい姉し妹まいがパウロと同おなじように感かんじています。夫ふう婦ふで多おおくの人ひとたちをバプテスマまで導みちびいてきたステファニー姉し妹まいはこう言いいます。「エホバに献けん身しんするよう人ひと々びとを助たすけることほどうれしいことはありません」。