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研究記事6

忠誠を保ちましょう!

忠誠を保ちましょう!

「わたしはいきえるまで,ぶんちゅうせいぶんからうばらない!」 ヨブ 27:5

34ばんうた こうけつさをてずにあゆ

なにまなぶか *

1. 3にんのエホバのしょうにんはどんなこうどうりましたか。

つぎの3にんのエホバのしょうにんこうどうについてかんがえてください。(1)あるがっこうせんせいがクラスのみんなにしゅくさいじついわいにさんするようにといます。エホバのしょうにんであるおんなは,そのいわいがかみよろこばれないことをっているので,さんできないことをせんせいれいただしくつたえます。(2)うちおとこいえからいえでんどうをしています。つぎはいいえにはクラスメートがんでいます。エホバのしょうにんのことをばかにしたことのあるです。でも,おとこゆうしてそのいえき,ドアをノックします。(3)一人ひとりきょうだいぞくやしなうためにいっしょうけんめいはたらいています。あるじょうからしょうじきほうなことをするようわれます。きょうだいくびになることをかくのうえで,「かみおしえにしたがってしょうじきでありたいので,それはできません」とじょういます。(ロマ 13:1-4。ヘブ 13:18

2. このではどんなてんかんがえますか。なぜですか。

2 この3にんは,ゆうしょうじきさをしめしました。とくちゅうもくできるのは,ちゅうせいしめしたことです。3にんともエホバへのるぎないあいあらわしたのです。かみじゅんはんすることはぜったいにしない,とけつしていました。エホバは3にんほこりにおもわれたにちがいありません。わたしたちも,てんちちエホバによろこんでいただきたいとねがっています。では,ちゅうせいとはなんですか。ちゅうせいしめひつようがあるのはなぜですか。このこんなんだいに,どうすればちゅうせいたもけつつよめることができますか。

ちゅうせいとはなに

3. (ア)わたしたちにとって,ちゅうせいとはなんですか。(イ)かんぜんで,きずけっかんもないことがたいせつなのはなぜですか。たとえでせつめいしてください。

3 クリスチャンにとって,ちゅうせいとはエホバにこころからのあいるぎないせんしんしめすことです。どんなけっていくだときも,エホバのごだいいちにします。せいしょてくるちゅうせいということは,かんぜんで,つまりすべてがそろっており,きずけっかんもないことをしています。りっぽうによれば,イスラエルじんがエホバにささげるどうぶつせいは,きずのないものでなければなりませんでした。 *レビ 22:21,22かみたみは,あしみみけっかんがあるどうぶつや,びょうどうぶつをささげてはなりませんでした。エホバにとって,そのどうぶつかんぜんで,きずけっかんもないことはじゅうようだったのです。(マラ 1:6-9)わたしたちも果物くだものほんどうときおおきなあないたものや,いちけたものはしくないとおもいます。かんぜんで,きずがなく,けっかんがないものをいたいとおもうでしょう。エホバはわたしたちがそのようなあいしめすことをねがっておられます。かんぜんで,きずけっかんもないあいです。

4. (ア)かんぜんにんげんでもちゅうせいしめせるのはなぜですか。(イ)へん 103ぺん12-14せつによると,エホバはわたしたちにどんなことをもとめたりはされませんか。

4 では,ちゅうせいしめすには,かんぜんにんげんでなければならないのでしょうか。わたしたちは,ぶんにはけってんがたくさんあるとかんじます。ちがいもします。でもしんぱいするひつようはありません。なぜでしょうか。だいいちに,エホバがわたしたちのけってんだけにちゅうもくされることはないからです。せいしょにはこうあります。「ヤハよ,あなたのつめるものがとがであるなら,エホバよ,いったいだれがるでしょうか」。( 130:3)エホバはわたしたちがつみおかかんぜんにんげんであることをごぞんじであり,すすんでゆるしてくださいます。( 86:5だいに,エホバはわたしたちのげんかいをごぞんじであり,なことをもとめたりはされないからです。へん103:12-14む。)では,わたしたちはどんなで,かみからかんぜんで,きずけっかんもないじょうたいになれるでしょうか。

5. ちゅうせいしめすうえであいかせないのはなぜですか。

5 ちゅうせいしめすうえでかせないのはあいです。てんちちエホバへのあいは,かんぜんで,きずけっかんもないものでなければなりません。れんってもそのようなあいしめすことがひつようです。そのようにしてはじめてちゅうせいしめせます。(だいいち 28:9。マタ 22:37ぼうとうの3にんれいおもしてください。3にんがあのようにこうどうしたのはなぜでしょうか。おんながっこうたのしいことをしたくなかったのでしょうか。おとこはクラスメートにからかわれたかったのでしょうか。きょうだいごとうしないたかったのでしょうか。もちろん,そうではありません。3にんともエホバのじゅんっており,エホバによろこんでいただきたいとおもっていました。エホバをあいしていたので,エホバをだいいちにしたけっていくだしました。ちゅうせいこうどうしめしたのです。

ちゅうせいしめひつようがあるのはなぜか

6. (ア)ちゅうせいしめひつようがあるのはなぜですか。(イ)アダムとエバがちゅうせいしめせなかったのはなぜですか。

6 ちゅうせいしめひつようがあるのはなぜでしょうか。サタンがエホバとあなたのことをわるっているからです。エデンのそのはんぎゃくしたてん使は,サタン,つまり「はんこうするもの」となりました。サタンは,エホバがてきしょうじきわるはいしゃだとほのめかして,エホバのめいけがしました。ざんねんなことに,アダムとエバはサタンをし,エホバにはんぎゃくしました。(そう 3:1-6)エデンでせいかつしていた2人ふたりには,エホバへのあいつよめるかいがたくさんありました。しかし,サタンがエホバわるったとき2人ふたりあいかんぜんではなく,きずけっかんのあるものになりました。ヨブのだい,サタンはもうひとつのもんていしました。エホバかみへのあいうごかされてちゅうじつたもひとはいるか,えれば,にんげんちゅうせいしめせるか,というもんです。

7. ヨブ 1しょう8-11せつによると,ヨブのちゅうせいについて,エホバはどうかんじていましたか。サタンはどうかんじていましたか。

7 ヨブは,イスラエルじんがエジプトにいただいひとで,きわったちゅうせいしめしました。わたしたちとどうようかんぜんでしたし,ちがいもしました。しかし,ちゅうせいたもったゆえにエホバからあいされました。サタンはヨブのだいよりまえから,にんげんちゅうせいのことでエホバをちょうろうしていたようです。それで,エホバはサタンに,ヨブをるようにとわれました。ヨブはそのかたによって,サタンがうそつきであることをあきらかにしていました。それでサタンは,ヨブのちゅうせいためさせてほしいとしました。エホバはともであるヨブをしんらいしていたので,サタンがヨブをこころみることをおゆるしになりました。ヨブ 1:8-11む。)

8. サタンはどのようにヨブをこうげきしましたか。

8 サタンはれいこくさつじんしゃです。ヨブのざいさんこうげきし,すべてのものうばり,しもべたちをころし,ヨブのひょうばんとしました。つぎにヨブのぞくこうげきし,たいせつな10にんどもたちをころしました。さらにヨブしんこうげきし,あたまのてっぺんからあしうらまではれものができるびょうにしました。ヨブのつまかなしみにちひしがれ,もうかみちゅうせいくすのはやめて,かみをのろってになさい,とヨブにいました。ヨブしんにたいとおもいましたが,それでもちゅうせいたもちました。そこでサタンはべつほうほうでヨブをこうげきしました。ヨブの3にんゆうじん使つかったのです。3にんはヨブのところになんにちたいざいしましたが,なんなぐさめもあたえませんでした。それどころか,ヨブをきびしくなんしてせっきょうしました。ヨブをつらいわせているのはかみだ,ヨブのちゅうせいなどかみにとってはどうでもいいことだ,としゅちょうしました。ヨブがひどいっているのはわるいことをしたからだ,とわんばかりでした。(ヨブ 1:13-22; 2:7-11; 15:4,5; 22:3-6; 25:4-6

9. ヨブは,れんってもどんなことをけつしていましたか。

9 ヨブはどうしたでしょうか。ヨブはかんぜんにんげんではありませんでした。いかりにられて,いつわりのなぐさたちをなんしました。らんぼうはなかたさえしてしまいました。かみただしさをようするのではなく,ぶんただしさをしゅちょうしました。(ヨブ 6:3; 13:4,5; 32:2; 34:5)しかし,さいあくじょうきょうなかでも,エホバかみそむくことはしませんでした。いつわりのゆうじんのうそをしんじず,こうべています。「あなたがたせんするなど,わたしにはかんがえられないことだ! わたしはいきえるまで,ぶんちゅうせいぶんからうばらない!」(ヨブ 27:5なにがあってもちゅうせいたもけつをしていたのです。わたしたちもそうできます。

10. サタンがヨブにかんしてていしたもんは,あなたにもかんけいがあります。なぜそうえますか。

10 サタンはあなたのこともわるっています。ほんとうはエホバなどあいしていない,ぶんいのちのためならエホバにつかえるのをやめる,あなたのちゅうせいなどにせものだ,とっているのです。(ヨブ 2:4,5。けい 12:10)そうくと,かいになるのではありませんか。でも,つぎのことをかんがえてみてください。エホバは,あなたをしんらいし,らしいかいあたえておられます。サタンがあなたのちゅうせいこころみることをゆるしておられます。あなたがちゅうせいたもってサタンのうそをあばける,とかくしんしておられるのです。あなたをたすけるともやくそくしておられます。(ヘブ 13:6ちゅうしゅけんしゃしんらいしていただけるというのはなんこうえいなことでしょう。ちゅうせいたしかにたいせつです。サタンのうそをあばき,ちちエホバのめいまもり,エホバのはいできるからです。では,ちゅうせいたもつためになにができるでしょうか。

いま,どのようにちゅうせいたもてるか

11. ヨブからどんなことをまなべますか。

11 サタンは「わりの」にこうげきつよめています。(テモ 3:1)このむずかしいだいに,どうすればちゅうせいたもちからられるでしょうか。ヨブからおおくのことをまなべます。ヨブはれんけるずっとまえからかみへのちゅうせいしめしていました。では,ヨブからまなべる3つのてんげましょう。

どうすれば忠誠を保とうという決意が強まりますか。(12節を参照。) *

12. (ア)ヨブ 26しょう7,8,14せつにあるとおり,ヨブはどのようにして,エホバへのけいちをふかめましたか。(イ)どうすれば,わたしたちもかみへのけいちにたされますか。

12 ヨブはエホバへのけいちをふかめ,エホバへのあいつよめた。ヨブは,エホバのそうぞうぶつらしさについてじっくりかんがえました。ヨブ 26:7,8,14む。)きゅうそらくもかみなりについてかんがえ,けいちにたれました。エホバがそうぞうされたたくさんのものについて,ぶんはほとんどらないこともみとめています。エホバのことにもかんたんしました。「みくちわれたことを」,つまりかみことを,たからのように「たくわえた」とべています。(ヨブ 23:12)ヨブはエホバにけいちをいだきました。エホバをあいし,エホバによろこんでいただきたいとおもいました。そのようにして,ちゅうせいたもとうというけつつよまりました。わたしたちもヨブにならえます。わたしたちは,エホバのそうぞうぶつらしさについて,ヨブのだいひとびとよりもずっとよくっています。せいしょぜんかんっているので,エホバがどんなかたかをいっそうよくることができます。エホバについてまなぶと,けいちにたされます。そのようなちにたされると,エホバをあいし,エホバにしたがいたいとねがうようになります。ちゅうせいたもちたいというねがいもつよまります。(ヨブ 28:28

ポルノを避けることによって,忠誠を保つ力が得られる。(13節を参照。) *

13-14. (ア)ヨブ 31しょう1せつにあるように,ヨブはどんなてんじゅうじゅんこうどうしましたか。(イ)わたしたちはどのようにしてヨブにならえますか。

13 ヨブはじゅうじゅんこうどうして,ちゅうせいたもった。ヨブは,ちゅうせいたもつにはじゅうじゅんでなければならないことをっていました。じゅうじゅんこうどうするたびに,ちゅうせいたもちたいというけつつよまります。ヨブはまいにち,エホバにしたがうようけんめいりょくしました。たとえば,せいたいするこうどうちゅうしました。ヨブ 31:1む。)けっこんしただんせいとして,つまがいじょせいれんあいかんじょういだくべきではないことをっていたのです。わたしたちのまわりにはせいてきゆうわくがあふれています。ヨブにならい,はいぐうしゃがいひとてきせつかんしんけないようにしていますか。ポルノなどのわいせつなものをいっさいないようにしていますか。(マタ 5:28まいにち,そのようなせいしんはたらかせるなら,ちゅうせいたもけつつよまります。

お金や物に対してバランスの取れた見方を持つことによって,忠誠を保つ力が得られる。(14節を参照。) *

14 ヨブは,おかねものたいするかたてんでエホバにならいました。ざいさんたよるのは,しょばつあたいするおおきなつみであることをかいしていました。(ヨブ 31:24,25,28こんにちおおくのひとはおかねものだいいちにしています。せいしょおしえにしたがい,おかねものたいしてバランスのれたかたつなら,ちゅうせいたもけつつよまります。(しん 30:8,9。マタ 6:19-21

希望を一心に見つめることによって,忠誠を保つ力が得られる。(15節を参照。) *

15. (ア)ヨブがちゅうせいたもつうえで,どんなことがたすけになりましたか。(イ)そのことがわたしたちにとってもたすけになるのはなぜですか。

15 ヨブは,かみかならむくいてくださるというぼういっしんつめて,ちゅうせいたもった。ヨブは,ぶんちゅうせいしめすかどうかにかみちゅうもくしておられる,とかんがえていました。(ヨブ 31:6れんのもとでも,さいにはエホバがむくいてくださることをかくしんしていました。そのようなかくしんがあったので,ちゅうせいかたたもつことができました。エホバはヨブのちゅうせいよろこばれ,ヨブがかんぜんにんげんだったあいだにもゆたかなむくいをおあたえになりました。(ヨブ 42:12-17。ヤコ 5:11)ヨブはしょうらい,さらにおおきなむくいをけます。あなたもぶんちゅうせいにエホバがむくいてくださることをかくしんしていますか。エホバはわることのないかみです。(マラ 3:6ちゅうせいたもつならエホバはよろこんでくださる,ということをわすれないようにしましょう。そうすれば,しょうらいらしいぼうをしっかりたもてます。(テサいち 5:8,9

16. どんなことをけつすべきですか。

16 では,ちゅうせいけっしててないことをけつしましょう。ときには,りつえんかんじることがあるかもしれません。でも,あなたはけっしてひとりではありません。かいじゅうにはちゅうせいかたたもっているなかたちがなんびゃくまんにんもいます。また,むかしおおぜいちゅうじつひとは,いのちけんにさらされてもちゅうせいたもちました。あなたもおなじようなちゅうせいたもてます。(ヘブ 11:36-38; 12:1)ヨブは,「わたしは……ぶんちゅうせいぶんからうばらない!」とべました。わたしたちもヨブとおなけつたもてますように。そして,ちゅうせいたもつことによって,エホバをえいえんさんできますように。

124ばんうた るぎないあい

^ 5節 ちゅうせいとはなんですか。わたしたちがちゅうせいしめすことをエホバがねがっておられるのはなぜですか。わたしたちにとってちゅうせいたいせつなのはなぜですか。このではそのようなてんについてせいしょなんべているかをげます。どうすればせいかつなかちゅうせいたもちからられるかもかんがえます。ちゅうせいたもつようりょくするなら,エホバはゆたかにしゅくふくしてくださいます。

^ 3節 どうぶつかんして「きずのない」とやくされるヘブライは,にんげんかんして使つかわれる「ちゅうせい」というかんけいのあることです。

^ 50節 しゃしんさし: わかいころのヨブが,どもたちにエホバのらしいそうぞうぶつについておしえている。

^ 52節 しゃしんさし: あるきょうだいが,いっしょにポルノをようというどうりょうさそいをことわっている。

^ 54節 しゃしんさし: あるきょうだいが,ひつようがなく,うおかねもないこうがくだいめんのテレビをいたいというしょうどうおさえている。

^ 56節 しゃしんさし: あるきょうだいが,かみいのり,パラダイスのぼうをじっくりおもめぐらしている。